2026年6月17日

「長時間座っていると腰が痛くなる」
「朝起きると腰が痛い」
「レントゲンでは異常なしと言われた」
「このまま悪化して手術になるのではないかと不安」
このようなお悩みはありませんか?
大阪市北区・西天満エリアはオフィスや士業事務所が多く、弁護士、税理士、会計士、会社員、経営者の方など、デスクワーク中心の生活を送る方がたくさんいらっしゃいます。
当院でも腰痛に関するご相談は非常に多く、「デスクワークをしていると腰がつらい」「朝起きると腰が固まっているような感じがする」という方が少なくありません。
腰痛が続くと、「骨が悪いのではないか」「手術が必要なのではないか」と心配になる方もおられますが、実際には手術が必要でないケースが多く存在します。
今回は、デスクワークと腰痛の関係、朝起きたときに腰が痛くなる理由について解説します。
デスクワークで腰が痛くなる本当の理由
腰痛というと、
「骨がすり減っている」
「椎間板が潰れている」
「ヘルニアになっている」
と考える方が多いかもしれません。
もちろんそのような病気が原因となる場合もありますが、デスクワークによる腰痛の多くは、必ずしも骨の異常だけで起こるわけではありません。
実は、人間の体は長時間同じ姿勢を続けることを前提に作られていません。
デスクワークでは、
●長時間座り続ける
●パソコン画面を見続ける
●前かがみ姿勢になる
●運動不足になりやすい
といった状況が続きます。
すると腰周囲の筋肉や関節に負担がかかり、
●筋肉の緊張
●血流の低下
●関節の動きの低下
が起こります。
特に座っている姿勢は、立っている姿勢よりも腰椎への負担が大きいとされています。
そのため、何時間も集中して仕事をしていると、腰回りの筋肉が硬くなり、痛みやだるさとして感じるようになるのです。
実は「良い姿勢を続ける」ことも腰痛の原因になる
「姿勢を良くしてください」
と言われた経験のある方は多いと思います。
もちろん猫背など極端に悪い姿勢は腰痛の原因になります。
しかし近年では、
「どんな姿勢でも長時間続けること」
そのものが問題であると考えられています。
たとえ理想的な姿勢であっても、何時間も動かなければ筋肉は疲労します。
大切なのは、
良い姿勢を維持することよりも、
こまめに動くことです。
30~60分に一度は立ち上がり、
といった習慣が腰痛予防につながります。
朝起きると腰が痛いのはなぜ?
腰痛の患者さんからよく聞くのが、
「朝起きたときだけ腰が痛い」
という症状です。
不思議に思われるかもしれませんが、これには理由があります。
睡眠中は寝返りを打つとはいえ、日中と比べると体を動かす量が少なくなります。
そのため
●関節の動きが少なくなる
●筋肉が硬くなる
●血流が低下する
という状態になります。
特にデスクワーク中心の生活を送っている方は、日中も体を動かす機会が少ないため、朝の腰のこわばりが強く出やすくなります。
朝は腰が痛いけれど、
●動いているうちに楽になる
●シャワーを浴びると改善する
●通勤する頃には気にならなくなる
という方は少なくありません。
これは筋肉や関節の硬さが関係していることが多い症状です。
レントゲンで異常がなくても腰は痛くなる
「病院でレントゲンを撮ったけど異常なしと言われた」
という方もよく来院されます。
しかし、レントゲンで確認できるのは主に骨の状態です。
腰痛の原因は、
・筋肉
・筋膜
・靱帯
・関節
・神経
などさまざまです。
つまり、
レントゲンで異常が見つからない
=原因がない
というわけではありません。
むしろ慢性的な腰痛では、筋肉や関節の動きの問題が関係しているケースも多くみられます。
画像検査だけでなく、症状や生活習慣も含めて総合的に評価することが大切です。
腰痛があると将来手術になるのでしょうか?
腰痛が長く続くと、
「このまま悪化して手術になるのでは」
と心配される方もいます。
しかし実際には、腰痛で手術が必要になる方はそれほど多くありません。
腰痛診療においては、
まず保存療法が基本になります。
保存療法とは、
・運動療法
・ストレッチ
・リハビリテーション
・生活習慣や姿勢の改善
・薬物療法
など、手術を行わない治療のことです。
多くの腰痛は、このような保存療法によって改善が期待できます。
当院でも腰痛の患者さんの多くは、手術ではなく保存的な治療をご提案しています。
手術を検討することがある腰痛とは?
一方で、手術が必要となるケースもあります。
例えば、
などです。
特に注意したいのは、
足に力が入りにくい
歩行が困難になってきた
排尿や排便の異常がある
安静にしていても激しい痛みが続く
といった症状です。
このような場合には、精密検査や専門医への紹介が必要になることがあります。
腰痛を改善するために今日からできること
デスクワークによる腰痛では、日常生活の見直しがとても重要です。
まずおすすめしたいのは、
「座り続けないこと」
です。
集中すると何時間も同じ姿勢になりがちですが、
30~60分に一度は立ち上がりましょう。
また、
といった習慣も効果的です。
腰痛改善のためには、特別な運動よりも、まず日常生活の中で体を動かす機会を増やすことが大切です。
まとめ
デスクワークによる腰痛や、朝起きたときの腰痛は、多くの場合、筋肉や関節の硬さ、血流低下、運動不足などが関係しています。
また、腰痛があるからといって、すぐに手術が必要になるわけではありません。
実際には多くの方が保存療法によって改善を目指すことができます。
ただし、
・足のしびれが強い
・力が入りにくい
・歩行障害がある
・排尿、排便の障害がある
といった症状がある場合には注意が必要です。
腰痛の原因は人によって異なります。
「年齢のせいだから仕方ない」と諦める前に、一度ご相談ください。
当院では内科・整形外科の両面から腰痛の原因を確認し、お一人おひとりに合わせた治療や生活習慣のアドバイスを行っています。
よくあるご質問
Q. 朝起きると腰が痛いのですが、放っておいても大丈夫ですか?
朝だけ腰が痛く、動き始めると改善する場合は、筋肉や関節のこわばりが原因となっていることが少なくありません。
ただし、症状が長期間続く場合や、徐々に悪化している場合、足のしびれや筋力低下を伴う場合には注意が必要です。一度医療機関で相談されることをおすすめします。
Q. デスクワーク中の腰痛を予防する方法はありますか?
最も大切なのは、長時間同じ姿勢を続けないことです。
理想的には30~60分に一度立ち上がり、
軽く歩く
背伸びをする
ストレッチをする
など、短時間でも体を動かす習慣をつけましょう。
また、適度な運動や入浴による血流改善も腰痛予防に役立ちます。
Q. 腰痛があるとMRIを撮った方がよいのでしょうか?
すべての腰痛でMRIが必要になるわけではありません。
問診や診察、レントゲン検査などから原因を推測できることも多く、まずは保存療法で改善するケースがほとんどです。
一方で、強いしびれや筋力低下などがある場合には、MRI検査が必要となることがあります。
Q. 腰痛があると手術になるのでしょうか?
腰痛の患者さんの多くは、手術を行わずに改善が期待できます。
実際には、
運動療法
ストレッチ
生活習慣の改善
リハビリ
などの保存療法が治療の中心となります。
ただし、神経の強い圧迫による筋力低下や排尿・排便障害などがある場合には、手術が必要となることがあります。
