手足口病とは?大人にも感染する?症状・うつる期間・登園や出勤の目安を医師が解説|小林メディカルクリニック|内科・整形外科|南森町駅から徒歩6分

〒530-0047大阪府大阪市北区西天満6-1-12 エル・ミズホビル3階

06-6312-5877

求人案内 WEB予約
院内イメージ

手足口病とは?大人にも感染する?症状・うつる期間・登園や出勤の目安を医師が解説

手足口病とは?大人にも感染する?症状・うつる期間・登園や出勤の目安を医師が解説|小林メディカルクリニック|内科・整形外科|南森町駅から徒歩6分

2026年7月19日

手足口病とは?大人にも感染する?症状・うつる期間・登園や出勤の目安を医師が解説

毎年、夏になると流行する「手足口病」。

「子どもの病気だから大人は関係ない」と思われがちですが、実は大人にも感染することがあり、子ども以上に症状が重くなることもあります。

最近では、保育園や幼稚園で流行し、お子さんからご家族へ感染するケースも少なくありません。

高熱や口の強い痛みで食事や水分が摂れなくなってしまったり、大人が感染して仕事を休まざるを得なくなることもあります。

手足口病は多くの場合、自然に改善する病気ですが、「自宅で様子を見てよいのか」「病院を受診した方がよいのか」を正しく判断することが大切です。

今回は、手足口病の症状や感染経路、うつる期間、登園・登校・出勤の目安、家庭でのケアについて分かりやすく解説します。

手足口病とは?

手足口病は、エンテロウイルスやコクサッキーウイルスなどによって起こる感染症です。

主に乳幼児に多くみられますが、小学生や大人でも感染することがあります。

毎年、初夏から夏にかけて流行し、保育園や幼稚園など集団生活の場で広がりやすい病気です。

病名の通り、

・手のひら
・足の裏
・口の中

に発疹や水ぶくれができることが特徴です。

【こんな方は注意】

・保育園や幼稚園に通うお子さん
・兄弟姉妹がいるご家庭
・保育士や学校関係者
・子育て中の保護者

手足口病の症状

最初は発熱から始まることもありますが、熱が出ないケースも珍しくありません。

その後、口の中や手足に特徴的な発疹が現れます。

【よくみられる症状】

・38℃前後の発熱
・口の中の水ぶくれや口内炎
・手のひらや足の裏の発疹
・膝やおしりの発疹
・食欲低下
・のどの痛み

特に口の中の痛みが強いと、水分も飲めなくなることがあります。

小さなお子さんでは、「機嫌が悪い」「食べたがらない」といった様子だけがサインになることもあります。

大人にも感染する?

「子どもの病気だから大人は大丈夫ですか?」

これは診療でもよくいただく質問です。

答えは、「大人にも感染します」。

特に、小さなお子さんから家庭内で感染するケースが多くみられます。

大人では、

・高熱
・強いのどの痛み
・手足の強い痛み
・発疹
・爪が後から剥がれる(数週間〜数か月後)

など、小児より症状が強く出ることもあります。

仕事や家事ができなくなるほどつらいケースもあるため、「子どもだけの病気」とは考えない方がよいでしょう。

【大人が感染しやすい方】

・小さなお子さんがいるご家庭
・保育士
・幼稚園・学校関係者
・医療・介護従事者

どのように感染する?

手足口病は感染力が強い病気です。

主な感染経路は、

・飛沫感染
・接触感染
・便を介した感染

です。

特に、おむつ交換やトイレのあとに十分な手洗いができていないと家庭内で感染が広がりやすくなります。

また、症状が治まったあとも便の中には数週間ウイルスが排出されることがあります。

そのため、症状が改善したあとも手洗いをしっかり続けることが大切です。

【感染予防のポイント】

・石けんで丁寧に手洗いをする
・タオルを共用しない
・おむつ交換後はしっかり手洗い
・ドアノブやおもちゃを清潔に保つ

手足口病になったら何日うつる?

多くの方が気になるのが、「いつまで感染するのか」という点です。

発症後数日間は感染力が強く、その後も便からは数週間ウイルスが排出されることがあります。

ただし、便からウイルスが出ている期間すべてを自宅待機する必要はありません。

大切なのは、

・全身状態が良いこと
・普段どおり食事ができること
・発熱がなく元気であること

です。

保育園・幼稚園・学校はいつから行ける?

手足口病は、学校保健安全法で一律の出席停止期間が決められている病気ではありません。

一般的には、

・熱が下がっている
・普段どおり食事ができる
・元気がある

この3つがそろえば登園・登校は可能とされています。

ただし、園や学校によってルールが異なる場合がありますので、事前に確認しておくと安心です。

大人は仕事を休むべき?

大人の場合も、法律で決められた出勤停止期間はありません。

しかし、

・高熱がある
・口の痛みで食事ができない
・手足の痛みが強い

このような場合は無理をせず休養しましょう。

また、保育士や医療従事者など、小さなお子さんや患者さんと接する職業では職場ごとのルールに従うことが大切です。

家庭でできるケア

手足口病にはウイルスそのものを治す薬はありません。

基本は症状を和らげながら自然に回復するのを待つ病気です。

【家庭でできるケア】

・こまめに水分を摂る
・ゼリーやプリンなど食べやすいものを選ぶ
・刺激の強い食べ物は避ける
・十分に休養する
・必要に応じて解熱鎮痛薬を使用する

口の中が痛いときは、熱いものや酸味の強いものはしみるため避けた方がよいでしょう。

病院を受診した方がよい症状

手足口病は軽症で済むことが多い病気ですが、次のような場合は受診をおすすめします。

【受診の目安】

・水分がほとんど飲めない
・半日以上おしっこが出ない
・39℃以上の高熱が続く
・ぐったりしている
・何度も吐く
・呼びかけへの反応が悪い
・けいれんした

特に、小さなお子さんでは脱水になりやすいため注意が必要です。

当院でできること

手足口病は見た目だけで診断できることも多い病気ですが、似た症状を示す感染症もあります。

当院では、発疹や口の中の状態を丁寧に診察し、手足口病かどうかを判断するとともに、脱水の有無や重症化のサインがないかも確認します。

また、「保育園へ行ってよいか」「仕事は休んだ方がよいか」といった日常生活での疑問についても、患者さん一人ひとりの状況に合わせてご説明しています。

「手足口病だと思うけれど本当にそうなのか」「水分が摂れず心配」といった場合も、お気軽にご相談ください。

手足口病かな?と思ったら早めにご相談ください

手足口病は多くの場合、自然に改善する病気です。

しかし、口の痛みで水分が摂れず脱水になったり、高熱が続いたりする場合には、医療機関での診察が必要になります。

特に、小さなお子さんでは「元気がない」「飲めない」というサインを見逃さないことが大切です。

また、大人でも症状が強く出ることがあり、仕事や日常生活に大きく影響することがあります。

当院では、お子さんから大人まで、症状の程度や生活環境も含めて丁寧に診察し、ご家庭での過ごし方や受診の目安について分かりやすくご説明しています。

「様子を見ていて大丈夫かな?」

そんな時は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

よくある質問(FAQ)

Q. 手足口病はどのくらいで治りますか?

多くの場合、7〜10日ほどで自然に改善します。
発疹は数日で落ち着きますが、口の中の痛みが強い間は食事や水分が摂りにくくなることがあります。

Q. 手足口病に特効薬はありますか?

現在、手足口病そのものを治す特効薬はありません。
基本は安静と水分補給を行い、必要に応じて解熱鎮痛薬などで症状を和らげながら自然に回復するのを待ちます。

Q. 一度かかったらもう感染しませんか?

必ずしもそうではありません。
手足口病の原因となるウイルスには複数の種類があるため、違う種類のウイルスに感染すると再び手足口病になることがあります。

TOP